2015年7月17日金曜日

MacとWinでBlu-rayリッピング

僕がBDにハマりつつあるのは、一度BDを鑑賞したからです。もし、BDを見たことがあれば、僕同様にそのすばらしい画質とサウンドにうっとりしたと思います。

”もうDVDには戻れない”

と云っても過言ではないほどです。僕が最初に見たのは「2001年宇宙の旅」でした。その映像に圧倒させられました。かなり昔の映画でありながら、全く新鮮に驚きを与えてくれました。映画館で見る以上に生々しいといいましょうか、リアルといいましょうか、今までDVDで満足しきっていた眼がさらに近視の手術でもしたかのごとく目が良くなったような印象を受けました。
隅々までボケたところがなく鮮明なのです。本当に驚きました。

おかげで、もうDVDでは満足できなくなってしまいました。
そして、BDもDVDも同じ金額でレンタルできるならば、当然BD借りますよ、と成ったわけです。

早速、ネット上で探しました。最初はMac版でさがしましたが、ほとんど、全くといっていいほど条件に合ったソフトがありませんでした。
特にフリーソフトで探しはじめ、Macでは見つからず、Windowsで探し出し、色々試してみたところ、フリーソフトでは満足いくものがなく、次にメーカーから出ているお試しソフトを片っ端からダウンロードしまくって試しまくりました。

いくつかに絞ることがでるようになって、その中で更に精査していきました。
最初はWindows版でなんとか絞り込みました。そしていくつか使った結果、総合的にはDVDfabが良いと思いました。が、これは異常に高価なソフトで万行ってしまいます。が、このソフトは日本語にも対応しています。スピードも恐らく世界一だと思います。完成度はかなり高いと思います。

現在は、Mac用のBlu-ray変換&編集ソフトを色々試しています。
国内ソフトは皆無。また、日本語に対応している海外ソフトもほとんどありません。
そんな中で、地道に各国のソフトを試している最中で311が起きてしまって中断していました。

最近、やっと一つのメーカーのソフトについてカスタマーサポーターとのやり取りをしながら評価できそうな状態になって来たのでここで紹介します。



ソフト会社:Pavtube
ソフト名:ByteCopy for Mac

このソフトの売りはなんといっても、マルチ・音声&字幕を残しつつMKVファイルに変換できることでしょうか。変換後の再生にはVLCが一番適しています。これならMac&Winどちらでもフリーで入手可能なので問題はありません。

BDはもちろん、DVDにも対応しています。直接BDやDVDディスクからも変換が可能。つまり、コピーガードを外す機能も入っています。
フルコピー機能や編集機能はありません。完全にMKVファイルへマルチ・音声&字幕を残しつつ変換することに特化しています。
ファイルサイズですが、基本的に高画質にすればするほど大きくなります。ファイルサイズは映像と音声のBitrateの単純な容量計算とほぼ同じ値になります。

このソフトの問題点ですが、最近出たばかりということもあり、未だ不具合があります。
一番の不具合は映画の本編以外での字幕の位置とサイズです。インタビューや付録のメイキングなどでは、字幕の位置がデタラメで、大きさも小さく見る事ができません。
この症状は日本語OS環境との相性に問題があるようで、カスタマーに於ける現象の再現はなかったということです。(この不具合はWindows版にも存在しています)
本編だけであれば全く問題なく使用できます。

各種設定ですが、画質&音声のBitrateの選択肢が少なく自由度は低いですが初心者には向いているかもしれません。高度な設定を好まれる輩には向いていないかもしれません。
フィルター設定もないので、ソースによってはジャギーが目立ちます。Decombくらいは欲しいかなと感じます。今年の4月に出たばかりなので、これからに期待したいですね。

※先ほどこの件について回答が得られました。環境設定画面のVIDEOタブに"Deinterlacing"チェックボックスがありました。激しいカーチェイスのシーンでもジャギーは無くなりました。

Windows版は既にver1.3に進化。デバッグを何度か繰り返しています。ほとんど僕のリクエストだと思います。Mac版が出るまでWindows版を購入して使っていました。

AppleはどうもBDに対応する気が全くないため、Mac版BDソフトは貴重な存在です。そんな中でもこのソフトはマルチ音声&字幕に対応しており、フィルターが追加されればリッピングソフト最強の存在になると感じます。

現時点でのDVDリッピングの最強だと感じているHandbrakeに比べると、フィルターや設定の柔軟さで太刀打ちできませんが。

問題点ではありませんが、変換にかかる時間が異常に長いことが玉にきずです。
Macbook 3,1では2時間の映画に対して6~8時間はかかってしまいます。BDオリジナル画面サイズでbitrate picture4000&sound320で行った場合ですが。これはBDクオリティを保つ最低限の条件だと感じています。これを下回るとBDの意味がなくなってしまいます。折角高画質高音声のBDソースを劣化させては勿体ないですから。

定価は42ドル http://www.pavtube.cn/bytecopy-mac/ 

未だMac版のクーポンを扱っているサイトがないため、今のところ定価でしか買えないと思います。
Windows版であれば最大50%OFFで購入可能です。僕は半額で購入してからMac版が出るまでカスタマーとやり取りしたおかげでMac版も19.9ドルのスペシャルオファーをしてくれました。

購入したおかげでリクエストや不具合に関しての対応は迅速ですばらしい。どうも一人に一人の担当が付くようで、常に同じスタッフが対応してくれます。なのでなんども同じ説明をする必要はありません。

世間話をした結果、どうも香港のソフトメーカーだと分りました。
名前はアメリカ人なんですけど、人種は中国人のようです。が、本土の中国人とは質が全く別でアメリカ人に近いので対応は早いです。しかも親切丁寧。

買った以上はとことん使い勝手をよくしてもらいたいので、今後、日本語環境での不具合もなんとかしてもらいつつ細かい設定もできるようにしてもらうよう働きかけていきます。

多分、ver2以降から”完全に使えるソフト”になると思います。
今でも、OSが英語バージョンの方であれば恐らく不具合ないと思いますのでお奨めします。

一つ注意点があります。これら海外ソフトに共通なので覚えておいて損はないと思います。
ソースのタイトル等には必ず半角英数字を使ってください。日本語のソースは認識しないかエラーでクラッシュする傾向がありますので。

おまけ

僕は現在、ByteCopyで本編のみリッピングを行ってから、付録の映像は同じPavtubeから出ている別のソフトを利用してリッピングを行っています。

ソフト名:Pavtube BDMagic for Mac
定価 49ドル(今:39.2ドル) http://jp.pavtube.com/blu-ray-ripper-mac/

このソフトは通常のBD&DVDリッピングソフトです。
けっこう前から売っていますので半額クーポンもあると思います。僕も半額で購入しました。
音声&字幕ともに1個しか選べません。字幕は焼き付けと再生ソフト上で選ぶタイプかが選択可能ですが、VLC以外では字幕は出っぱなしになりました。
マルチ音声&字幕にこだわらなければこのソフトでも充分良いと思います。
各種設定はByteCopyとほとんど変わりません。一つ違いがあるのが編集機能です。
"Editor"ボタンによってクロップやトリミング、字幕、ウォーターマーク、エフェクト等をいじることが可能です。これは通常のリッピングソフトと大体同じ内容です。

HandbrakeではBDはソースとして未だ対応できておらず、字幕表示ができませんでした。今後もし字幕が表示可能になれば、Handbrakeが良いかも。フリーソフトだし。

Pavtube BDMagic for Mac

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